「オレたちゃ別に仲良しじゃねえし、お前らに腹が立ってばかりだ」
「あ?」
「だが・・・」
(このチームは・・・ ・・・最高だ・・・・・・)
「だがなんだよ」
「いや・・・ありがとよ・・・」
「あ?」
「お?」
「バカヤロウ!!オレは自分のためにやってんだ!!」
「何がありがとうでい!」
「てめーのためじゃねえ!!」
「そう!!自分のため!!」
「自分の勝利のためだ!!」
「ぐっ・・・」
ピピピッ 「早く出て!!」
「さあいくぞ!!」
「絶対勝ーつ!!!」
「おお!!!」
スラムダンクコミック30巻の湘北対山王工業戦。スコアは69対74。残り1分59秒。
逆転を信じてタイムアウト中の湘北ベンチの一コマで、赤木が一年の時から全国を夢見てきた舞台にこんなにも信頼できるチームメイトをしたがえて今この場所に立てていることに対して感情的になり思わず発しそうになった言葉です。あいにく他のメンバーには何を言っているんだといわれんばかりの反応をされていますが。
最近勤務先で管理職になり、いちプレイヤーから組織をまとめるポジションに置かれた人間にとっては、自分の理想像がこれだ!って思いました。
仲良くなくてもよくて、友達である必要もない。
ただ、勝利という共通の目的のために一丸となる。
更に良いのが、全員が自分のためと言っているところです。各人が自分のためにしていることが、結果としてチームとして最高の形となっている。そのことが第三者に(この場合、赤木)、感謝すら与えることができている。
(結論)
最高のチームは湘北。
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